【心電図の見方】
心臓の出来るまで:母体内で身体が形成される際、臓器の多くは、一本の管から形成されることが多いのですが、心臓も初めは心筒と呼ばれる一本の管から形成されます。そして管の筋肉が厚く袋のようになり、次第に4つの部屋(心室=2,心房=2)が形成されます。このころ(妊娠8〜9週、超音波診断装置で見ることが出来ます)になると心臓らしくなります。超音波写真参照

そして胎児自身が自分の心臓を使って血液の循環を行うようになります。心臓の大きさは、その人の握りこぶし位の大きさで(成人)、1回の収縮で約60〜80mlの血液を全身に送りだします。その時の拍動(パルス)が聴診器で聞くことが出来ます。脈拍(心拍数)として個人差はありますが通常70/min前後が数えられます。


「心臓の検査法」
1.聴診器による心音検査

2.心電図検査

3.その他(超音波、心臓カテーテル、負荷心電図)

妊娠9週目の超音波写真
心電図の波形(正常)

QRS波:心室が収縮するときの波 P波の出方が規則的かどうかで不整脈の有無をチェッすることができます。  
P波 :心房が収縮するときの波
ST波の部分で動脈硬化等による心臓病、心筋障害の有無、レベル、部位を知ることが出来る。心臓肥大なども
T波 :心室が興奮からさめた時の波

収縮期血圧最高血圧心臓が収縮して血液を送りだすとき        
拡張期血圧最低血圧心臓が拡張(膨らんで血液を取り込む時)したとき 
血圧の最高、最低の差を脈圧(Pulse prssur) or (pulse amplitude)と言う

解説:日立製作所 日立総合病院 検査課 青山 よし子 技師
【 表紙 】